カシオ計算機とアシックスが始めた「Runmetrix」

カシオ計算機とアシックスが3月4日に開始した「Runmetrix」(ランメトリックス)は、多くのランナーが抱えるランニングフォームの疑問や悩みを解決するパーソナルコーチングサービスです。腰にカシオが開発した小型のモーションセンサー「CMT-S20R-AS」を付けて走ると両社が共同開発したスマートフォンアプリ「Runmetrix」(iOS、Android)上で人それぞれのランニングフォームの特徴を可視化、改善のアドバイスを提示します。

類似の目的を持ったアプリやサービスはこれまでも存在していましたが、多くの場合は計測項目が走行距離やペース、ピッチなどに限られていました。モーションセンサーではこれらに加えて体幹の傾きや骨盤の回転、着地衝撃などフォームに関する数多くの指標が算出可能です。ランメトリックスアプリでは、スポーツ工学研究所が持つビッグデータを活用した専用アルゴリズムを用い、ランニングフォームのスコア化とアドバイスを提供しています。

製品版のモーションセンサー「CMT-S20R-AS」は重量わずか44g(カバー含む)。本体と一体化されたクリップを使ってウェアのウエスト部に固定します。内蔵バッテリーは小さいですが約20時間も動作します。

Run-DIAS

アシックスは2017年に 株式会社ディケイエイチと、スマートフォンでランニング中の動画を撮影するだけで、ランニングフォームを分析できるiPhone用スマートフォンアプリ「Run-DIAS(ランディアス)」を共同開発していました。

「Run-DIAS」は、撮影された映像をクラウド上のAI(人工知能)で自動解析して関節位置を割り出し、認識した関節位置データからフォームの分析・評価を行う無料のスマートフォンアプリです。

しかし、アプリの評価を見てみると、「インポートできない」「精度が低すぎる」などの声が上がっており、アプリがダウンロード数が伸びているようには見えませんでした。

アプリが伸び悩んだ原因は精度の悪さなどももちろんですが、日ごろランニングする人は毎回自分の走りを撮影することはないからだと思います。カメラで撮影しながらランニングするのは難易度が高いです。まず、自分以外にもう一人と一緒にランニングする必要があるし、撮影者はカメラをもったまま走る必要があります。それらが原因で毎日使われるようなアプリにはならなかったのではないかと思いました。

今回、 カシオ計算機とアシックス が共同開発した 「Runmetrix」 は腰に小型のモーションセンサー「CMT-S20R-AS」をつけて走るだけなので、日ごろランニングしている人には手軽で続けやすそうなので、流行りそうだと思いました。が…

※G-SHOCKとモーションセンサーのセット販売商品です。

値段は¥52,000(税込¥57,200)と自分的には中々の値段するなという印象です。購入して試した人はぜひ感想を教えてください。

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