地中海と紅海を結ぶ海上交通の要衝となっているエジプトのスエズ運河でコンテナ船が座礁し、船舶の航行に影響が出ています。
スエズ運河は年間で1万8000隻以上の船舶が航行する海上交通の要衝で、24日か25日に通行を再開できる見通しとなりました。
スエズ運河の場所は?
スエズ運河は、エジプトのスエズ地峡に位置し、地中海と紅海を結ぶ人口運河です。
この運河できるまでは、ロンドンからシンガポールまで100日以上以上かかっていましたが、1869年(明治2年)に開通した後は、約40日で行けるようになりました。
スエズ運河の通行料は?
スエズ運河の通行料は、例えばLNG(液化天然ガス)船であれば1隻1回につき5000万円かかります。1年間に日本の海運会社がスエズ運河に支払う通行料の総額は400億円に上ります。
今回の影響で損害賠償をいくら請求されるのか気になりますね。2008年の統計で21,415隻が一年で通過し、総計53億8100万ドルの使用料が納められたそうです。1隻あたり平均料金は25万1千ドルです。
ということは、一日あたり58隻ほど通過する計算になるので、24日に通行が再開できるとしたら、一日あたりの通過量 58隻×1隻あたりの平均 2500万円ほどで14億5000万円ほどをスエズ運河会社に支払いかつその間通れなかった船に対しても損害賠償金を支払うことになると思うので、高額な損害賠償金を支払うことになりそうです。
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